お金くれるパパ

19歳の時に飲食店で初めてバイトをしました。慣れない仕事に悪戦苦闘しましたが店のスタッフのおかげで20歳になった今も楽しく働いています。「さっちゃん、今日で20歳でしょう。店のデザート食べて良いよ。」「本当ですか、店長。」「あぁ。その代わり他のスタッフには内緒で。」「はい。」この店の店長は、47歳で仕事の影響で自宅にあまり帰ることができず、家庭内別居状態が続いていると聞きました。そんな店長は私だけに特別優しいと薄々気づいていました。バイトをラストの時間で入ると色々と物をくれます。ハンドクリーム、ジュース、お菓子など。その話を友達に話すと「お金くれるパパみたいだね。」「お金くれるパパ。お金はもらってないけれど確かに色々くれるパパだね。」
パパ活

それから1年が経ち、私は就活を理由にバイトを辞めることにしました。そして、バイトを辞めて数週間後、店長からラインがありました。「渡していない書類があるからそれを取りに来てくれないかな。」「分かりました。」しかし、指定されたお店はバイト先ではなくとあるレストランでした。少し緊張した顔の店長がすでに店の中にいました。「こんなところに呼び出してごめんね。元気そうで何より。」「店長もお変わりなく。」「これがその書類と、あと、君のことが気になって呼び出したんだ。」「私のことを。」「あぁ。妻子がいるけど君が好きだ。お金もあげるから俺と付き合ってくれないか。」この言葉に友達の話を思い出しました。お金くれるパパ。私はいきなり過ぎて返事が出来ませんでした。
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